物流コンサルタント アレコレ
- zassoukh04
- 2月26日
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更新日:5 日前

今回は物流コンサルタントにも色々ある・・という事について少しばかり記したいと思っています。
先ず私の場合、コンサルファームでキャリアを積んで来たのではなく、現場で作業をし、拠点を管理し、営業をし、業務や拠点を立上げ、様々な業種業態の荷主企業や協力会社、同業他社を沢山知り・・という実体験を積み上げてきたというのが特性で武器だと考えてます。「その会社の/その現場の/その人達の/その状況」を自分の実体験から掴み取り、深く理解をした上で、寄り添いながらミッションを進めていく事が出来るのが強みとなっています。
「言うは易し、行うは難し」と言いますが、実体験があるか無いかの差というのは確実に存在しています。ただ、実体験が無くても「正論」や「正解」をロジカルに導き出し、こうすれば上手くいくという方法を提供する事は可能ですし、寧ろ、そういう点においてはコンサルファームで技術や知識を育んできた方々の方が秀でてるだろうと思っています。
しかし、例えば、サッカーや野球の様な団体スポーツにおいて、元サッカー選手が一流の野球チームの監督になったり、全くの素人だけど、コーチ監督の資質があり、サッカーをこよなく愛するって人が名監督になったり・・という事例が無いのと同じで、どうすれば勝てるかを導きだせても、それを実行する側を理解していないと「理屈」を現実化出来ない可能性が高いです。実際に物流企業に所属していた時に、コンサルファームの方を会社が雇われましたが、結果として何も成果を出せず、「こうすればこうなる筈ですが、現場がやるかどうかはあなた達次第」という内容のレポートを残し、去って行かれました。
勿論、優秀な方々も沢山存在しており、そういう方々と巡り合い、自社にハマれば素晴らしい成果を早期に出せると思います。そうでなければコンサルファームが世の中に存在し続けられないですから。
また、最近は、システム会社やマテハン会社に「コンサルタント」という職種の人が在籍していて、営業段階から参戦している場面に出くわす事が増えています。目的はその会社の商品やサービスを売る事にありますが、物流企業出身者の方も多く、現場に近い距離感で話が出来るのが特徴です。今のDX化促進の一躍を買ってる存在だと思っています。
こういう方々は、コンサルだけで課金するというパターンは余り無く、システムやマテハン機器を導入する際に積極的にプラスアルファのアドバイスを行い、導入したサービスが一定の評価を得た段階で、自身の所属する会社のサービスを更に導入して貰う事を目的にしたコンサル提案を仕掛けてきます。既に信頼関係が出来ているので、企業様側の財布の紐も緩くなっていたりします。
私の様な「どこの業者さんにも偏らず、クライアントさんだけに特化」という事をテーマにしてる人間とは違う形でのコンサルですが、非常に難敵です。
自社サービスという武器があり、自社サービスを売るだけを目的とした営業マンも自社に存在している訳ですから、見込みとなる企業との接触機会も多いです。今後こういう方々が活躍する場面は増えるのではと思っています。
「物流」というのが常日頃から高い関心を寄せられてる存在ではないというのが、多くの企業における現実です。その為、いざ、システムなりマテハンなりを導入検討しなければならない・・・という状況になれば、どんな判断基準で業者を選び、どうやって導入を進めれば良いかに大いなる不安を抱く事になります。そんな折、提案してくる業者側に安心感を抱く「現場理解力の高い」コンサルタントが居るというのが、どれだけ効果的か・・というのは安易に想像がつきます。
もう一つ、目立つ存在が「超有名大手出身」というコンサルタントです。
一番目を惹きますが、私の知る限り、最も高単価で、最も付き合うのに覚悟が必要なのが、この「超有名大手」出身コンサルタントです。ご想像通り、その企業で培ったノウハウを導入して成果を出そうというのが趣旨となってます。デメリットは、自社にハマらなければお金を捨てた処か、取り返しのつかない方向へと物流現場が誘(いざな)われてしまう危険があります。
ある物流会社さんが「世界的に超有名な某EC会社出身」のコンサルタントを高額で導入し、取り返しのつかない状況に陥り、結果としてそのコンサルと、複数の「某超有名EC会社」出身者を引き抜いて幹部社員を総入れ替えし、「会社の有様」自体を彼ら主導で大幅に変革し、数年かけて何とか業績回復に成功・・・という事例を身近で知っています。
元居た幹部の方々は、降格されたり退職したり、それに伴って現場の方々も会社を去ったりし、すっかり違う会社になってしまいました。
極端な例ではありますが、それ位の事が起こり得るのです。
大きな成功を収めているが、規模も事業内容も自社とは異なる企業の「最新の物流技術」で得たノウハウの数々が自社に合うのか、大きな変革を覚悟し、それを吸収できるか・・を真剣に考えた上でサポートを頼まないとです。
以上、私の見立てによる、物流コンサルという生業の特性を記してみました。
自身のスタンスが正しい・・みたいな書き方にはなってしまいましたが。。
①私の様な実体験に基づく現場伴走系
➁ロジカル思考の強いコンサルファーム系
③企業従属サービス提案系
④超有名大手のノウハウ提供系
というのが私の独断と偏見による分類です。
「物流コンサルタント」というニッチな職業ですが、結構な違いがありますし、個々の得手不得手も存在します。私の場合は、輸送や国際物流の知見という点では、サポート出来るだけのものは持っていなかったりします。実体験に乏しいし、サポート実績も無いからです。
自社内には存在しないノウハウや考え方、生まれてこない発想を吸収し、自社の財産に変えられるのが「コンサルタントの活用」だと考えます。
手前味噌ですが、活用の仕方次第で皆さまの事業活動に非常に良い変化を起こせる存在だと思っております。上記の特性踏まえ、自社に合ったコンサルタントという存在を活用してみて頂きたいと思うのであります。

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