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ココにコメたコト



今から4〜5年前。私は新設物流センターの所長でした。

センター開設の過渡期を過ぎ、今後のアクションをどうするかと試行錯誤をしていました。

新設センターなので、「空きスペース」や「空き棚」が目立つ庫内を見渡しながら、

「自分でこのセンターを埋めたい」・・と、密かに考えていました。


新規荷主獲得をミッションとしている営業部門があり、私も以前はそこに配属し、新規獲得の営業を行なっていました。

なので、新規荷主獲得の難しさも知っています。所長職を行いながら、営業に時間と労力を割くのはとても難しいし、センター運営に支障をきたしてしまっては本末転倒です。


営業部門もセンターを埋めるべく営業活動に勤んではいるものの、コチラの都合にあった規模やタイミングで新規の荷主を獲得するなんていうのは至難の技。


新規営業の腕に覚えがある私としては、現行営業部の成果を待って、いつまでも手ぐすね引いて待っている訳にも行きません。


「営業に時間を掛けずに売上を伸ばし、倉庫を埋めていく」


・・そんな都合のいい事を考えながら、ピッキング作業や棚入れ業務に勤しむスタッフの様子を見ながら倉庫内を徘徊していました。


「・・・人の問題もあるな、特に社員を増やす様な仕事は厳しいな」


未だ慣れない入社間もないスタッフの多い新センターで、急速に難易度の高い仕事を増やすのは避けたい。特にスタッフに指導しながら、業務責任を背負う社員達の負荷が増える仕事は厳しい。現場の状況を考えるとそう思えてなりませんでした。


そして、あるエリアを見て「あっ!」・・と、なりました。


棚には荷物が綺麗に収まってるのに、作業する人が一人も居ないエリア。


商品在庫の管理運営を委託されてる荷主さんが「オフィスの書類や資料も」と、預けていただいてる棚のエリア。俗にいう「書類保管」です。


「これなら出し入れは少ないし、負担は少ない。棚も埋まる!」

そう考えました。そして、種類保管だけの仕事なら「業種・業態」に拘らないでいい。

また、書類保管でお付合いが始まれば、その荷主さんの「業務拡大」も見込める。


そこから思考錯誤を繰り返しました。

「料金は?」「箱は?」「ターゲットは?」「サービス特性は?」


・・・しかし、ネックとなる部分が出てきました。

「システム」「顧客管理」「営業戦略」。


当時の会社の倉庫管理システムは、主力市場である業種業態に偏ったシステムで、シンプルな書類保管には向いていませんでした。

既存顧客は「商品と同じ倉庫で便利だし」・・となるので、利用してもらえる可能性が高い。しかし、「書類保管のみの荷主」を獲得するとなると、このままでは難しい。


荷主がWEBで「在庫照会」できるサービスもありましたが、業種特化の用語や機能、

不必要な項目が多くて書類保管サービスには使い勝手が悪い。

また、書類保管は、荷主あたりの売上規模は決して大きくない事が予想されるので、多くの顧客数を確保しなければなりません。請求業務を中心とした顧客管理も課題となります。


その営業やPR活動をどうするか、請求管理を中心とした受注後の顧客管理をどうするか。。


それらを解消するには「コスト」と「時間」がかかる・・・という結果になり、当時は実行に移すに至りませんでした。

それでも、試しに既存のシステム利用でサービス案内をしてみた所、反応があり、サービスアイディアだけで売上増にはなりました。


ニーズがある事には確信を持ち、顧客に響くサービス、そして業務、顧客管理の簡素化・・それに必要なシステム・・・。当時の会社在籍中は注力する事は出来ませんでしたが、ずっと頭に残っていました。


そこから約2年の月日が経ち、私は物流コンサルタントとして活動する事になりました。


コロナ禍でテレワーク、リモートワークは一般化。

オフィスを縮小する動きも目立つ様になりました。オフィスの場所が狭くなれば、普段使わないけど捨てられないモノの保管に困ります。


「あ〜、あの時もっと具現化に向けたアクション起こしとけば・・」


書類保管のニーズは高まり、それに呼応して大手企業によるプラットフォーム型の「個建てトランクルーム」サービスも目立つ様になりました。


「・・このコンセプトだけじゃ、もうビジネスとして駄目だな、違う何かが必要。」


そんな事を考えながら、いつ実現できるかもわからないプランを時折考えていました。


そして、遂にそれを具現化するチャンスが訪れました。

新事業として一緒に進めてくれると言ってくれる方が現れたのです。


私はZASSOUのコンセプトである「中小物流企業のための・・」をテーマに、サービスとシステムの構想をブラッシュUPしました。


中小企業は大企業とは比べものにならないスピードと対応力を持って時代と向き合わないと、取り残されていきます。

「あーした方が、こーした方が」と考えながら「日常業務」に翻弄されている内に、アッという間に世の中や荷主の状況が変わっている。


・・・そんな時代だと思います。


自分達のアイディアを具現化する武器として、色んな使い方ができて安く提供できるサービス。そして、簡単に操作できて、IT知識が不要。


・・・そんな倉庫管理システムを中心にしたITサービスです。


書類保管から大幅に飛躍し、充実した倉庫管理システム機能と、アプリケーションサービスを合体させ、利用事業者さんのサービス展開に合わせて使い方をアレンジできる様な設計を施しました。


開発には予想以上の時間を費やしました。

開発中にも中小物流企業の経営者さんの想いや、倉庫業進出を考える運送会社さん、売上向上に悩む倉庫事業者さん等との仕事の中で得た経験を活かし、機能を変えたり、追加したりしたのが主な理由です。開発会社さんには苦労を掛けっぱなしでした。


どうしても物流現場の生の声、生の経験を活かし、利用者さんの「想い」を具現化するために利用する最新技術にしたい・・・そんな拘りで作られたITサービスにしたかったのです。


「エクセルで在庫管理している。」

「これから倉庫事業に力を入れたいと思っている。」

「今までとは違うサービスを・・」

「荷主から要求されてるが、何をどうしたよいか・・」

「違う市場にチャレンジしたいが、システムに投資する予算が・・」


そんな中小物流企業さんの為のサービスです。


早速、利用してくださる会社さんも出てきて、嬉しい限りですが、まだまだコレから。


ASPサービス「nocoSouco」。

現在は「basic」のみの販売ですが、是非、よろしくお願いします。








 
 
 

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